アメリカ暮らしのファイナンシャル・プラニング Smart&Responsible » クレジット・スコアを決める要素 - スコアを高く維持するには(1)
アメリカで暮らす限り、クレジット・スコアを維持することは非常に重要なことです。大きな買い物をするときのローンからアパートの契約まで、わたしたちのパーソナル・ファイナンスの様々な側面で、クレジット・スコアが使われているのです。ではいったいクレジット・スコアはどのように決まるのでしょうか?十分な収入があり、借金なしの生活で、銀行には大きな預貯金のある人でも、クレジット・スコアはとても低いということがありえるのをご存知ですか?スコアに考慮される要素について知り、それを踏まえて日々の生活をおくることはとても大切なことだと思います。
クレジット・スコアにはいろいろな計算法があって、いろいろな名前がついているようです。もっとも一般的に使われているのはFICOスコアというもので、多くのローン会社が審査に使っているものです。ここではFICOに焦点をあてます。わたしはクレジット・スコアについては専門家でも何でもありません。ここで書くことは、本やインターネットや人からリサーチしたことをベースにしています。正確さを100%保証するものではありませんのでご了承ください。
クレジット・スコアを決定する要素は、支払い履歴(35%)、借り入れ残高(30%)、クレジット・ヒストリー(15%)、借り入れの種類(10%)、新規のクレジット・アカウント(10%)の5つに分かれます。長くなるので二回に分けてお送りします。第一回目は、支払い履歴と借り入れ残高について、第二回目は残りの3つについてです。
要素1:支払い履歴(35%)
遅延なく支払いをしているか、延滞がある場合はどのくらいの期間の遅延か、延滞の金額はいくらかなどの成績は、クレジット・スコアの35%を決めるとされています。
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遅延ない支払いは基本の基本
支払い履歴は、クレジット・スコアを決める大きな要素(35%)です。期限までにきちんと支払っているアカウントが十分な数あることは、よいクレジット・スコアをキープするための基本です。これは「大前提」であって、きちんと支払いをするからといって現在のスコアが劇的に上がるというものではなく、きちんと支払わなければそもそもよいスコアは望めないという位置づけのものです。良い支払い履歴は良いクレジット・スコアのための必要条件ですが、決して十分条件ではないということです。
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クレジット・カードは3枚は持つ
最低3枚のクレジット・アカウントを持ち、そのすべてで優秀な支払い履歴をつくることがよいクレジット・スコアへの近道のようです。借金がなくいつも現金で支払うことは、きちんとお金を管理しているということにはなるかもしれませんが、クレジット・ヒストリーをつくるという面からいうと全く役にたたないのです。クレジットとはつまるところ、「お金を借りる」あるいは「ツケで買う」ということですから、いくら現金ベースで家計をきちんとやりくりしていても「借りたお金やツケをきちんと返す」スキルがあることの証明にはならないのです。
一回の支払い遅延がかなりの痛手
よい支払い履歴だけではけっしてすばらしいクレジット・スコアはとれませんが、反対にちょっと支払いで失敗するとすぐにクレジット・スコアは下がります。一回の遅れで15から40ポイント、もし複数アカウント同時に支払いをミスすると150ポイントも下がる可能性があるようです。同じ一回だけの遅れでも、何年も前のものより最近のもののほうがより重篤な影響があります。また、一回の遅れは、クレジット・スコアが悪い人より良い人のほうに対し、より重大な影響があるようです。つまり、スコアが800の人が一回延滞すると、スコアが650の人より、より大きくスコアを下げるとのことです。
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複数回の支払い遅延は、加速度的にスコアを下げる
二回目の遅延は一回目の遅延よりもっとクレジット・スコアを下げ、三回目の遅延は二回目の遅延よりもっとスコアを下げます。つまり、遅延が重なると加速度的にスコアは下がっていくことになります。通常は支払い履歴はクレジット・スコアの35%を決める要素ですが、重複延滞の場合は、それより大きな比重でクレジット・スコアの決定に影響するようです。もし支払いが遅れているものがあれば、一番古い債務から返済するのではなく、もっとも最近のものから返済していくことが、スコアを改善する最善策ということです。
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自己破産以外にも怖いものあり
裁判所の支払い命令(債権者からの申し出で裁判所があなたに支払いを命じること)やコレクション・アカウント状態(あなたが一定期間滞納したので、債権者があなたのアカウントを"collection"ステータスに指定すること)も、自己破産と同様にクレジット・スコアには大きな悪影響があるようです。自己破産をしても、その後数年間きちんと責任ある支払い履歴をつくればスコアがだんだんと改善されるのに比べ、支払い命令やコレクション・アカウント状態は、たとえ支払いがされた後でもかなり長い間ヒストリーに残るとのことなので、可能な限りこれらを避けることです。
要素2:借り入れ残高(30%)
いくら借り入れることが許されていて、実際いくら借り入れているかがクレジット・スコアの30%を決めるとされています。
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一番いけなのは、「リボ払いの情報なし」
リボルビングのクレジット限度額の設定があって、その限度内で余裕をもって借り入れをし、責任をもって返済をしているというのが、クレジット・スコア上の理想です。各個人に許されたクレジットの限度内で、自分の支払い能力に見合う借り入れを計画的にマネージする能力があるかどうかを判断されるのです。反対に、リボルビング払いのアカウントを一切持っていない、あるいは全く使わないというのでは、その能力の判断のしようがありませんから、いくらその人の現金のマネージ能力があってもクレジット・スコアには反映されません。クレジット・アカウントを持つこと、それを定期的に適度に使うこと、それをきちんと支払うことが必要なのです。
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借金できる額に対しての借金している額がミソ
クレジット・カードのクレジット限度額は「借金できる額」です。クレジット・カードのバランス(残高)は「借金している額」です。たくさん「借金できる」のに、少ししか「借金していない」状態が、クレジット・スコアを上げるにはベスト(繰り返しますが、借金が全くないのはダメです)。多くの専門家はこの「借金している額÷借金できる額」の比率(以下、利用比率と呼ぶ)を50%以下に保つことを推奨していますが、スコア計算のカットオフ・ポイントは19%まで、39%まで、59%まで、79%まで、99%までのようですから、実際のところ、49%でも51%でも差はないらしいです。できれば、39%以下に保つ、さらにもし可能なら19%以下に保つことがプラスのようです。クレジット・カード会社から「あなたのクレジット限度額 が上がりました」と手紙がくることがありますね。「どうせこんなに使わないのに」と思われることもあるかもしれませんが、クレジット・スコア上はあれはとても大切なものなのです。限度額はどんどん上げる、残高はどんどん下げるのがミソ。
一枚一枚のクレジット・カードの残高に気をつけましょう
3枚クレジット・カードを持っていて、クレジット限度額の合計は$20,000だとしましょう。3枚のクレジット・カードの合計バランスは$4,000だとすると、利用比率は20%($4,000÷$20,000)であり、なかなかいい成績ですね。ところが、この$4,000のすべてがカードAで支払われていて、カードBとCには残高なしだったとしましょう。カードAの限度額が$5,000だったとすると、このカードの利用比率は80%($4,000÷$5,000)です。この数字は好ましいものではありません。スコアの計算では、一番バランスの多いアカウントの利用比率をとくに重視するとのことなので、ひとつのカードを集中的に使うのはよくないようです。個々のアカウントの利用比率と、すべてのアカウント合計の利用比率の両方が吟味されわけです。全体的な利用比率を低く保ちつつ、� �� ��ードの利用はある程度分散させ、一枚に集中させないことがコツです。
モーゲージやオート・ローンも利用比率が低いほうがよい
モーゲージやオート・ローンの場合は、「現在の残高÷当初借り入れた額」という計算で利用比率を計算するようです。どちらも、当初の借り入れ額に対して残高が39%以下のレベルだと、クレジット・スコア計算上は有利なようです。ただし、こちらはクレジット・カードのアカウントに比べて短期的に操作する余地が少ないですね。いきなり残高を39%レベルまで返済することは困難でしょう。無理せず、まずはクレジット・アカウントのほうから利用比率をマネージしていくといいでしょう。
以上、スコア計算上最も重要視される要素ふたつ、支払い履歴と借り入れ残高でした。このふたつでクレジット・スコアの65%が決まりますので、スコアの土台ともいうべきものですね。残りの3つの要素については、第二回をご覧ください。
いろいろご存知の方、個人的な経験を持っていらっしゃる方、コメントください。いろいろ学ばせていただければと思います。クレジット・スコアにについてわかりやすく書かれたこんなやこんな記事もあります。
最後までお読みくださってありがとう!
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