| 家の価格は、あってないようなもの、と言わます。家の価格は、売り手と買い手の交渉次第、買い手が払う金額がその家の価格です。家を買う場合に、いかに賢い買い物をするかは、金額の大きい買い物であるだけに、非常に重要です。これから家を買われるかたは、是非参考にしてくさい。 |
不動産の利益は売ったときに出るのではなく、買ったときに出るのです
マイホーム購入を考えていらっしゃる皆様、上の文章は、正しいと思われますか?
いったいどうやって買った時に儲けることができるのでしょうか?
この意味は、実際のキャッシュは売ったときにしか入って来ませんが、その金額は、その家をどうやって買ったか、によって決まるということなのです。
家の買い方と一口に言っても、適切な物件を選んで、賢明な投資方法を選び、正しいローンを組む、ということが大変重要です。
経験豊富な買い手でも、ローンを組むときに間違いを犯すことが多く、 その間違いは大変高くつくことになります。
私は、皆さんが不動産を購入されるにあたり、場所、物件、ファイナンスの選択を正しくされるように側面からご指導させていただくことを専門としております。何十万ドルもの借金をするということだけでも大変なことですが、どうやって家を選ぶのか、どうやってその家の適正な買値を決めるのか、いくらローンするのか、そしてそのローンの条件によって何年後かに家を売る時の利益が何千ドルも違ってくるとしたら!
ほとんどの人にとって、家を買うということは非常にストレスが多く緊張することです。そして10人中8人の人にとっては、家の購入は一生で一番大きな買い物です。当然のことながら、ちょっとしたミスが大きな金額の損害になる可能性 があります。私は今まで不動産の売り買いのお世話をする際に、このような例をいくつも見てきましので、これから家を買われるときに少しでも役にたつようにと、この冊子を作ることにしました。
では、下記がその8つの秘訣です。
秘訣 #1:"必要な"条件をはっきりさせる
ここで考慮することは2つあります。ひとつは何が必要なのか、であり、もうひとつは何が欲しいか、です。このふたつは全く異なることです。
たとえば、あなたは家族のために寝室が4つ必要なのかもしれませんし、または車を3台持っているので3台用のガレージが必要なのかもしれません。"必要"な条件は普通とても基本的なことです。それに反して、"欲しい"条件は少々複雑で、明確でない場合が多いようです。下記のリストは住宅を探し始める前にはっきりさせておくべき条件です。
1. 家の価格帯 −これについては後述します
2. 家の広さ
3. 場所、エリア、学校からの距離、学校区
4. 必要な部屋の数(書斎、客間、ファミリールームも数にいれるのを忘れないように)
5. 必要な寝室の数
6. 家のスタイルや間取り
秘訣 #2:"欲しい"条件を理解する
自分が家に望む条件をはっきりさせるのにはまず、現在住んでいる家を良く観察してみましょう。この家のどこが気に入っていますか?天井が高いこと、玄関の吹き抜け、キッチンのレイアウト…などなど?自分の家で気に入っている点や訪問した知人の家で気に入った点を全部リストアップしてみましょう。
次に、気に入らない点を書き出してみましょう。屋根の形、主寝室の間取りや寝室の広さ、シャワーのスタイル、ガレージから台所までの距離…などなど。現在の家で気に入らない点は、これから買う家でも気に入らないはずですから、それらの条件をはっきりさせることができればできるほど、これから買う家ではそれを避けることができるはずです。
� �い紙の中央に縦の線を1本引いて、左側には現在住んでいる家に関して好きな点、右側には嫌いな点を書いてみましょう。また、嫌いな点については、なぜ嫌いなのかを考えてみることも大切です。
さて、"好きな点"のリストをもとにして、これから買う家に"欲しい"特徴のリストを作りましょう。その際には、下記のような方法で条件を絞り込むことが重要です。
白い紙をもう1枚用意し、前と同じように中央に縦線を引いて左右2つのセクションに分けます。左側には、特徴をリストし、右側にはその特徴によって得られる機能を書きます。
特徴というのは、3寝室、2浴室、3台用車庫、などの条件です。そして機能というのは、その特徴によってどんなベネフィットが得られるか、すな� �ち機能が欲しい条件を満たすキーです。たとえば、キッチン、リビング、ダイニング、ファミリールームなどが壁で仕切られていないオープンなデザインが特徴だとすると、それによって得られる機能は、家族や友人が大勢集まってパーティーを開ける、ビジネス関係の人々を大勢招待できる、など。
夫婦それぞれが何を求めているか、なぜ求めているか、をはっきりさせる
夫婦で家を購入する場合、夫と妻それぞれが夢にえがいている住宅のイメージは違うことがほとんどです。そのため、家探しをはじめてからさまざまな食い違いや衝突が生じることがあります。お互いが何をなぜ求めているか、最初に明確に知っておくのが賢明です。そしてお互いの条件をリストアップし、重要度の順にランク付けす� �ことをお勧めします。
たとえば、妻にとっては最新式の設備を備えたグルメキッチンが最優先の条件だとしても、夫の最優先はガレージの隣に作業場があることだったりします。お互いの希望を理解するように努力しましょう。
ほとんどの人は経済的に自分が購入できる住宅より高価な住宅を夢見ています
優先順位をつけることにより、経済的に削除しなければならない項目がはっきりします。そして夫と妻それぞれが自分の希望項目をランク付けすることにより、お互いの最も希望するものを削除してしまって喧嘩になる、というような事態を避けることができます。家の購入はそれ自体非常にストレスの多い一大事ですから、できるだけスムーズに全てが進むように、余分なストレスを増や さないようにすることが大切です。
秘訣 #3:自分の収入で購入できる住宅の価格を理解する
好むと好まざるとにかかわらず、銀行とかローン会社では、下記の2つのガイドラインによって、買い手にいくらまでローンできるかを決定します。
一番目のガイドラインは、収入に対するペイメントの金額の割合(Payment To Income Ratio)です。このガイドラインは、あなたの収入もしくはあなたの家庭の合計の収入と、毎月のローン返済の支払い金額とを比較するものです。
返済額は、ローンの元金の返済額と利息、固定資産税、火災保険の保険料の合計金額です。(これを、PITIという- Principal, Interest, Taxes, Insurance)
通常銀行は、買い手の収入の28%までが安全な返済額であると考えます。
しかしもうひとつのガイドラインがあります。それは、収入に対する負債の割合(Debt To Income Ratio)です。負債とは、PITI以外のあらゆる支払いを含みます。
車のローン
クレジットカードの支払い
国税局への支払い、その他の税金の支払い
それ以外の支払いや負債(ボートのローン、セカンドホームなど)